コロナウイルスcovid-19、おそるべし。
電車に乗る機会が極端に減り、車中での読書量がゼロとなりました。


『夢見る帝国図書館』
著者: 中島京子
出版社: 文藝春秋
頁数: 404P
発売日: 2019年05月15日

頭陀袋のスカートをはき、ピノキオのような雰囲気をまとった喜和子さん。図書館にこだわる彼女の人生とは?小説の本筋とコラムの関係は?読むうち、どっぷりハマってしまいます。


『アルゲリッチとポリーニ ショパン・コンクールが生んだ2人の「怪物」』
著者: 本間ひろむ
出版社: 光文社
価格: 924円
頁数: 232P
発売日: 2020年01月15日

1960年のショパコン優勝者のポリーニ(1942年~)と、次の1965年、同コンで優勝したアルゲリッチ(1941年~)。軽く読めるゴシップ本の趣。でもポリーニはゴシップがない!


『リーチ先生』
著者: 原田マハ
出版社: 集英社
価格: 1944円
頁数: 472P
発売日: 2016年10月26日

リーチの生き生きした評伝であるとともに、架空の人物・亀乃介を主人公に据えたことで、小説ならではの面白さも。なかなかやりますねえ、原田マハ。


『デトロイト美術館の奇跡』
著者: 原田マハ
出版社: 新潮社
価格: 506円
頁数: 133P
発売日: 2019年12月23日

「薄い文庫本で、ちょっといい話を読んで感動したい」という方に自信を持っておススメします。


『おっぱいとトラクター』
著者: マリーナ・レヴィツカ
出版社: 集英社
価格: 840円
頁数: 464P
発売日: 2010年08月20日

原題は『ウクライナ語版トラクター小史』。ドタバタストーリーには日本語版のタイトルがマッチするでしょうが、私にとっては原題の内容の方が強烈でした。ウクライナの歴史、初めて肌で感じました。


『リバース』
著者: 湊かなえ
出版社: 講談社
価格: 1512円
頁数: 282P
発売日: 2015年05月20日

わくわくとページを繰るスピードアップ。その意味では上出来の本。でも、相変わらず読後感がよくない。