4冊だけですが、なかなか深い本たちでした。
英文の小説を読み切ったのは何年ぶりかなあ。。。

『Pachinko』
MinJinLee 著   (National Book Award Finalist) (English Edition) Kindle版 2017年08月刊

韓国に生まれ、米国で歴史学の博士号を取得した著者が、日本で多くのインタビューをこなして書き上げた大河小説。1911年~1989年、在日韓国人4世代の記録は、スリリングは展開と問題提起満載です。


『音楽は自由にする』
坂本龍一 著 新潮社 2009年2月刊行

雑誌社が連載した、坂本龍一へのインタビューに基づく記事をまとめた本で、坂本龍一自身が語る形の、読みやすい自伝。1952年生まれの坂本氏の幼小中高大時代、YMO、映画音楽、2001年の9.11テロ以降……その音楽遍歴とマルチ才能ぶり、時代情報満載です。


『高橋悠治という怪物』 続きもあり
青柳いづみこ 著 河出書房新社 2018年9月刊行

世界的カリスマ、ユウジ・タカハシって?……2016年に氏と共演した著者が、本人の話、精力的に集めたエビデンスをもとにその怪物ぶりをまとめた評論。日本と世界、今と過去がつながります。


デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』
落合陽一 著 PLANETS/第二次惑星開発委員会 2018年6月刊行

人間に<言語>は不必要になりますよ。クジラやイルカが水中でしているような<現象>でのコミュニケーションが可能になりますから。今後は、東洋の価値観が世を動かしますよ……スケール感半端なし。