『騎士団長殺し』上下
村上春樹 著  新潮社 2017年2月刊 (上512p 下544p)

村上春樹らしさを集大成してみました、といった感の作品。近年になく読みやすいですが、長さの割に「ずっしり感」に欠けるかも(上下巻合わせての評です)。

 『幻の女(新訳版)』
 ウイリアム・アイリッシュ(William Irish)著 黒原敏行訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

1942年に世に出た古典的ミステリ。当時のニューヨークの街の雰囲気、濃厚です。現世の憂さを忘れてトリップするには最適の作。謎解きの妙にも納得です。いいなあ、古典作。


以上。
たった二冊(あ、上下巻を別々に数えれば三冊)。
実はこの月、必要に迫られて、上には挙げなかった専門書あれこれが「通勤の友」と化していました。ただし、一冊全部の読破ではないため、レビューは書けないのでした。はい、言い訳です。