PIOブック覚え書き

読んだ本のレビューについて、月ごとにまとめます。

2018年04月

3月初旬は仕事に追われまくって読書どころではなく。
中旬、やっとこ春休みになったものの、通勤時間という読書タイムがなくなって、読書量はびみょーなことに。それでも7冊読んでました。

高坂はる香 著
『キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶』
集英社  2018年1月刊

社会学を専門として学んだのちに音楽出版社の編集者となり、現在はフリートして活躍する著者が中村紘子氏の生き方を追ったもの。読み応えありました。

半藤一利 保坂正康 御厨貴 磯田道史 著
『「昭和天皇実録」の謎を解く』文春新書1009 2015年3月刊

書評サイトで知って借りてみた本。昭和天皇という人物が生身の人間として感じられました。自らきちんと考えて主義主張を通していた方だったんだなあ、と。

レーナ・レヘトライネン著  古市 真由美 訳
『雪の女』創元推理文庫  Mレ7-1  2013年1月刊
フィンランドを舞台とした警察小説シリーズ。主人公のマリア・カッリオ、彼女を取り巻く人物たち、みんな魅力的で、ここから怒涛の3作連続読破へと向かいました。
日本語翻訳としては第1作となる本作は、女性シェルターのような施設の主宰者が殺されて…というストーリー。女性の生きにくさをつくづく感じました。北欧フィンランドの1990年代、今の日本との共通点が多いです。

レーナ・レヘトライネン著  古市 真由美 訳
『氷の娘』創元推理文庫  Mレ7-2  2013年9月刊

マリア・カッリオシリーズ、翻訳本第2作。フィギュアスケートの舞台裏も楽しめました。


レーナ・レヘトライネン著 古市真由美訳
『要塞島の死』創元推理文庫 2014年5月刊

マリア・カッリオシリーズ、翻訳本第3作。自然保護と金儲けと。

公益財団法人 矢野恒太記念会 編集・発行
『日本のすがた2018 日本をもっと知るための社会科資料集』2018年3月刊
 書評サイトで応募して当選。送られてきました。今後の仕事に役立てます!


今野敏 著
自覚: 隠蔽捜査5.5』 新潮文庫  2017年4月刊

大田区大森警察署の署長、竜崎を主人公とするシリーズ本のスピンオフ。
正論に気づいて「自覚」するという各短編の流れが、あとからジワリときました。

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